1歳におすすめ おしゃれな木製知育おもちゃ8選

1歳におすすめ おしゃれな木製知育おもちゃ8選

1年間赤ちゃんと一緒の時間を過ごし、その成長のスピードに驚いているのではないでしょうか? 
赤ちゃんの時期は、大脳の神経回路が猛スピードで作られていますが、その中でもピークは1歳前後だと言われています。
脳を発達させるのには、これからが最も大切な時期です!

きっとこの記事を見ている方は、「1歳前後の子どもに何か木製のおもちゃを」と考えて、この記事に辿り着いてくださったのではないかと思います。

大人から子どもまで、たくさんの方に愛されている木のおもちゃ。
温もりのある優しい見た目、自然の中にいるような気分にしてくれる爽やかな香り、木のおもちゃはそれだけでも大きな価値がありますが、せっかく選ぶのなら、見た目にも知育にも良い木のおもちゃを選んでみませんか?

この記事では、1歳前後の木製の知育おもちゃについて悩んでいる方のために、1歳の子どもの発達に沿った木製の知育おもちゃを紹介しています。
さらに、木製の知育おもちゃの記事は数多くありますが、本記事では知育に加え、デザイン性も兼ね備えた木製のおもちゃを厳選して紹介しています。
大人も子どもも嬉しい、木製の知育おもちゃを厳選しています!

おもちゃを選択する際の参考にしていただけたら嬉しいです。




1.1歳児の木製知育おもちゃを選ぶ前に

私は子どもに知育のおもちゃを選ぶ際、それが発達に沿ったものであるかを熟考します。
どんなに良い知育のおもちゃを与えたところで、そのおもちゃが子どもの発達状態に合ったものでなければ、せっかくの知育おもちゃも力を発揮することができないからです。
大切なのは、発達状態に合わせたおもちゃ環境を用意することです。
子どもが真剣におもちゃと向き合っている時、その背景では大人が遊び空間を構成し、子どもとおもちゃとの出会いをつくり出しているのです。

そこで、木製の知育おもちゃを紹介する前に、1歳前後の子どもの発達や、ママの役割について簡単に説明をしていきたいと思います。

 

1-1. 1歳の子どもにとっての、おもちゃとママの存在

0歳後半くらいまで、子どもにとって「人との関わり」と、「おもちゃで遊ぶ」ということは、別のものになります。
ママと楽しい時間を過ごしている時にはおもちゃへの興味は示しませんし、逆に、おもちゃを一生懸命にいじっている時は母親に関心を向けません。

1歳に近づく頃から、子どもはおもちゃを他者と分かち合うようになります。
おもちゃ遊びの中で、面白い体験をして母親と笑い合ったり、おもちゃを差し出してみせたりと、おもちゃを介して他者とのやり取りを楽しむのです。

おもちゃを共有して他者とつながる関係は、親と子だけの相互干渉とは違う、新たな形態の相互作用の始まりを示しています。
その後、子どもはおもちゃを媒介として他者と豊かなコミュニケーションを展開し、イメージを共有し、楽しさ、驚きなどの感情を分かち合います。
そして、相手の気持ちに気付く体験をしながら、「他者を思いやる」という心を育てていくのです。

 

1-2. 1歳児の発達:1歳前後

これまでは座ったまま、体や感覚で刺激に反応する、感覚運動的知能でしたが、この頃からは自分の頭で考えて行動をするようになります。
ハイハイをし、つかまり立ちができ、1人で歩くようになると、興味を持ったものには自分から目標を決めて近づくようになります。
いよいよ「知能」が芽生えてきたのです。子どもにとって歩けるようになるということは、世界が広がるということ。それはとても大きな意味を持ちます。

この頃の子どもには手を使った遊びをたくさんさせてあげましょう。
手を使うと脳が発達するとはよく言われることですが、これは、あれこれ考えて手を使ったり、新しいものを作ったりする時、前頭葉を使うからです。
ぜひ子どものうちから、考えて手を使うような遊びをさせてあげてください。

 

1-3. 1歳児の発達:1歳〜1歳半頃

1歳程度になると、運動野、視覚野、聴覚野、皮膚感覚野など、基礎となる多くの部分の回路はほぼ完成しています。
脳の大きさも、生まれた時は400g程度だったものが、1歳では約700gとなっています。
そろそろ「ママ」「パパ」「まんま」などの単語も出てくるでしょう。

それまでは子どもの能力にそれほど大きな個人差はありませんでしたが、1歳を過ぎて歩きはじめ、少しずつ言葉を話すようになると、だんだんと発達に個人差が出てきます。

子どもの能力をさらに伸ばすためにも、引き続き大人がより良い環境をつくり上げることが大切です。
様々な刺激を与えてあげることのできる環境をつくってあげることで、ますます脳が発達していきます。

 

1-4. 1歳児の発達:1歳半〜2歳頃

この頃の子どもは、基礎的な部分の脳の神経回路はもう大部分出来上がっています。
前頭前野もこれまで以上に活発に働くよう、新しい体験や環境の場をたくさんつくってあげましょう。
この時期は特に外の世界のいろいろなものを見せてあげてください。
0歳の頃のように反射で見るのではなく、自分の意志でしっかりとものを見るようになっています。そのため、公園や町の中、いろいろな外の世界を見せてあげましょう。

指先も器用になって、小さな物もつまめるようになり、細かい作業もできるようになってきています。
子どもの得手・不得手をよく観察して、興味を持つ方向の能力を伸ばしてあげると共に、苦手な分野も少しずつ上達できるよう援助してあげてください。

 

2. 0歳児の才能を伸ばす木製のおもちゃ10選

ここまで1歳児の発達や、環境作りの大切さについて説明してきました。
ここからは子どもの才能を伸ばすことのできるおすすめの木製の知育おもちゃを紹介していきたいと思います。

私が木製のおもちゃを選ぶ際に重要視しているポイントについて、以下の記事で詳しく紹介しています。こちらの記事の内容も参考にしていただくと、より効果的に木製の知育おもちゃの力を発揮できると思います。

木製のおもちゃが子どもの発達に与える影響。選び方や遊び方。

 

①対象年齢1歳〜の木製のおもちゃ コイン落とし

目と手を同時に使う動きを学ぶ「コイン落とし」
1歳におすすめの木製知育おもちゃ出典:ETSY


木製のコインを穴の中に入れて落とすという単純な遊びですが、子どもには大人気。
うまく入れられるとスッと目の前からコインが消え、蓋を開けると消えたはずのコインが現れます。
この木製おもちゃは、目と手を同時に使う動きを覚えることができます。
しっかりと対象物を見ながら手を動かすことを教えましょう。

 

②対象年齢1歳〜の木製のおもちゃ ルーピング

固定された棒に通す作業「ルーピング」

0歳におすすめの木製おもちゃ 人気ランキング

出典:Little Dutch

 

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出典:Kid's Concept

 

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出典:IKEA



目と手が連動するようになり、狙いが定まるようになってくると、子どもに「小さな穴に通してみたい」という、強い欲求が生まれます。
最初は固定された棒に物を通すことから始まります。次に左右それぞれの手を違う目的で動かしながら通すようになります。

通す運動の応用として、藤井聡太棋士が数百個つくったという「ハートバッグ」や、編み物の活動があります。
考えて通すということは、集中力を高めることにつながるのです。


③対象年齢1歳〜の木製のおもちゃ 積み木

手を器用に使う遊び「積み木」


出典:Anliette

出典:Anliette


積み木は0歳の頃からおすすめしている木製のおもちゃです。
大人のイメージする積み木の遊び方は、積み木を積んでお城のような具体的なものを作ることだと思います。
積み木は「積む」という動作が目的と思われがちですが、最初の遊びは積み木を「舐めること」や「崩すこと」からはじまるのです。

子どもの自由な創造性を育む積み木遊びは、これから先ずっと取り組んでいってほしい遊びのひとつです。
積み木を高く積む作業はこの時期の子どもにはまだできないかもしれません。
最初は横に並べたり、ママが積んだ積み木を崩す練習から始めましょう。
その時には、片手だけでなく、両方の手を使って、片方の手を補助として使うことも教えてあげるようにします。


④対対象年齢1歳半〜の木製のおもちゃ ソーティングトイ

食事の第一歩である、スプーンの練習「ソーティングトイ」
出典:Anliette


日常生活において、道具を使って物をどこかからどこかに移すという作業はとても多く、とても重要です。その動きが特に必要になるのは食事の時です。
スプーンでご飯をすくって口に運ぶ。人は毎日、何回も「移す」という行動をしています。

しかし、1歳半くらいの子どもはやっと自分の指で物をつまめるようになったばかりです。スプーンなどの道具を使って物を移すのは、大人が思うよりはるかに難しい作業です。
怒ってはいけないと思いつつも、あまりに汚れた食卓を見るとため息のひとつもつきたくなるものですよね。
けれど食事の際に何度も注意されてしまっては、せっかくの食べる喜びが失われてしまいます。
そこで、食事以外の場面で「遊び」として何度も「移す」練習をさせてあげましょう。

スプーンを使ったソーティングトイは、最終的にはお箸を使って「移す」という行動ができるようになるための導入のおもちゃです。
具体的には下記のような動きになります。

手で握って移す

スプーンを使って移す(今ここ!)

トングで移す

ピンセットで移す

箸で移す

最初は少し数を少なくして、スプーンですくうことに集中できるようにしてあげましょう。
手先の活動に集中している時こそ、目と手が連動して動き、脳神経細胞が活性化している瞬間です。

 

⑤対象年齢1歳半〜の木製のおもちゃ ハンマートイ

目と手の協応動作を養う「ハンマートイ」

1歳におすすめの木製知育おもちゃ
出典:Kid's Concept

 

1歳におすすめの木製知育おもちゃ
出典:BUYMA

「物を見て、適切に行動する」という行動は、視力の問題だけではありません。目から入ってきた情報を脳が情報処理し、その情報をもとに体を動かして対応するスキルが必要です。

2つ目に載せたハンマートイは、最初はハンマーでボールを叩くのではなく、手で押してボールを落とすのがおすすめ。
押し込まないと球が落ちないので、手に力を込めて押す練習にぴったりです。


⑥対象年齢1歳半〜の木製のおもちゃ ペグさし

物の形を認知し、観察力を養う「ペグさし」

1歳におすすめの木製知育おもちゃ

出典:ETSY


手が自由に動くようになってくると、手に持ったものを何かに入れてみたいという欲求が生まれます。
穴という穴に力をこめて「はめこむ」ようになるのです。将来的に幾何(物の形・大きさ・位置関係など、空間の形式的な性質)や立体のセンスが磨かれるのは、この時期に手を動かし、より多くの幾何や立体に触れることからはじまります。
満足するまで、何度も繰り返し「はめ込む」活動をさせてあげてください。

はめこむ活動の延長としてパズルがありますが、複雑な形の図形をはめ込むのは、まだ1歳児には難しい作業です。
そこでおすすめしたいのがこちらの木製おもちゃです。
丸がたくさんありますので、思う存分に穴にはめこむことができます。

 

⑦対象年齢1歳半〜の木製のおもちゃ 型はめパズル

つまむ、はめ込むが楽しくなってきたら「型はめパズル」

1歳におすすめの木製知育おもちゃ出典:ETSY

1歳におすすめの木製知育おもちゃ
出典:ETSY

 

これまでは力を入れてつめる、同じ形のものをはめ込む活動でしたが、形を見てはめ込むという行動も1歳頃から現れてきます。
つまみのついた型はめパズルは、まだ物を上手に持てない子どもが、3本指で物を持つ練習をすることができます。

 

⑧対象年齢1歳半〜の木製のおもちゃ スタッキングトイ

固定された棒に通す作業「スタッキングトイ」

出典:Anliette


通す作業に加えて、②で紹介したスタッキングトイの応用版です。
同じ形、少し違った形を見分けたり、仲間ごとに集めたりすることのできるスタッキングトイで、指先の器用さや観察力を身につけることができます。

 

 

まとめ

1歳児の発達に沿った木製の知育おもちゃを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか? 

筆者は子どもにおもちゃを選ぶ時、子どもを楽しませることだけを目的とするのではなく、子どもの成長を援助できるおもちゃを選ぶことを大切にしています。
また、自身がデザイナーであるという観点から、色彩やデザインの美しい物を選択しています。

そうすると、どうしても選ぶことのできる木製のおもちゃの種類が少なくなってきます。そんな中苦労して見つけた木製のおもちゃを、たくさんの人に紹介したいなと思ってこの記事を書きました。

どなたかが木製のおもちゃを選ぶ際の参考になれば嬉しいです。

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